この記事では、本からハトロン紙へのパターン写しが煩わしいと試行錯誤した結果、いい方法はなかったのか?ということについて書いています。
はじめに
図書館や友人に借りた本はいつかは返さなければいけないため、
一定期間のうちにパターンをハトロンに写さないといけません、よね?
混みいった付属型紙から
コツコツ と 手作業
になりますし、まだ作ってもいないので
サイズは S? M? どちらをえらべばいいのだろう?
・・・などと、悩み・迷いながら写していくわけです。
悩みすぎてもう、SもMも両方写しとってやろう!などと意気込んではみるのですが、数字に直すと心がくじけそうになります。
1つの本には、約15〜20パターンほど入っていますので、
- 作ってみたい!と思う魅力的なパターンや
- 練習してみたい!と思うパターンが
少なくとも3つくらいあったりします。
3冊借りてきたとすると、すくなくとも
9パターン(3冊*3パターンずつ)* S・Mの2サイズ = 18ライン!?
も数日で写しとらなくてはいけないのです。
そう。この作業って
かなりのストレス。泣
そして、そのうえ、
本に書いてある「つくりかた」もメモらなければいけないわけですよね。
何十ページ分も。
この作業、みなさんはどうされていますか?
パターンを写す
覚悟を決めて、手書きで写す
ハトロン紙を用意して、ひたすら定規&ペンで線を写していくしかないんですよね。やっぱり。どう考えても逃れようがなかったです。
いつも、気合いをいれて一気に作業にします。
ひたすら没頭です。
大判コピーできないか?コピー印刷の値段
本についているパターンは
- 出版業者さんによって「印刷されたもの」なので、きっと大判コピーができる規定サイズの大きさなのではないか?
と思ったのです。
・・・ということは?
一時的に、型紙をそっくりそのままコピーしたいのであれば、
キンコーズさんなどの印刷屋さんで、コピーが可能なのではないか・・・と。
といっても、混み入った状態のコピーを取るだけですので、いつかはそこから手で自分のサイズの線を写しとらなければいけないのですが。
大判印刷の用紙サイズについて
大判コピー(ポスター印刷)してもらうとしたら、まずは本についている型紙の用紙サイズを知る必要があります。
私の手持ちの本のパターンは 780 * 1100 ミリでした。
私の手持ちのハトロン紙は 770 * 1080 ミリでした。
印刷用紙の規定サイズ
- A0サイズ 841 × 1189 ミリ
- A1サイズ 594 × 841 ミリ
- A2サイズ 594 × 420 ミリ(倍サイズ1188 × 840 ミリ)
- B0サイズ 1030 × 1456 ミリ
- B1サイズ 728 × 1030 ミリ(マイナス4.2センチ × マイナス5センチ)
だそうです。
ということは、
- A0サイズ 841 × 1189 ミリ 印刷可能
- A1サイズ 594 × 841 ミリ 足りない
- A2サイズ 594 × 420 ミリ 足りない
- B0サイズ 1030 × 1456 ミリ 印刷可能
- B1サイズ 728 × 1030 ミリ ちょっと切れてもいいなら印刷可能
A0かB0サイズであれば、コピー可能ということがわかりました。
本の型紙が余白ギリギリまで印刷されている、ということはあまりないと思いますので、推測ですが、スタッフさんが上手にコピーできたらB1サイズでいけるのではないかと思います。
さて、重要なのは、印刷のお値段ですね。
キンコーズさんでのコピーの値段(例)
キンコーズさんのホームページで大判コピーのお値段を調べてみました。
白黒コピーでは
| A0/B1 | B0 | 特殊サイズ(cm) | B2/A1 | |
| 上質紙 | 900円 | 記述なし | 9円 | 400円 |
| トレペ | 1,000円 | 記述なし | 10円 | 500円 |
カラーコピーでは
| A0/B1 | B0 | 特殊サイズ(cm) | B2/A1 | |
| 指定紙 | 8,000円 | 10,000円 | 80円 | 4,500円 |
だそうです。
白黒でも2〜3枚コピーするだけで、本が丸ごと買えてしまうのでは・・・。汗
カラーは・・・論外ですね。
やっぱり「コピーは現実的ではないのかも」と、あきらめかけた私なのですが、
2枚にわけてお店でセルフ印刷する、というワザを発見しました。
こちらなら、ぐんとお得に印刷できそうです。
セルフ印刷について
A2サイズより小さくないとセルフ印刷できないのですが、
| A2 | A3以下 | |
| 上質紙 | 100円 | 50円 |
| トレペ | 160円 | 80円 |
と書いてありました。
低価格でとっても、いいですね。
- 私の手持ちのパターンが、 780 * 1100 ミリ
- A2用紙のサイズが、594 × 420 ミリ
ですので、A2サイズ2枚(840 × 1188 ミリ)にわけるとパターン1枚が十分収まるのです。
わずか320円ほどで、パターンを丸ごと写しとれるのであれば、なかなか使えそうじゃないですか。ちょっとキンコーズさんへお伺いするのがたのしみになってきました。
ハトロン用紙のサイズは?
いちど写しとったハトロンを念のために保管しておきたい、というコピー理由もあるかもしれません。
私はおもに、こちらのハトロン紙を使っているのですが、そのサイズはというと 770 × 1080 ミリなのだそうです。
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KIYOHARA 清原 ハトロン紙 5枚入 |
つまり、A2サイズ2枚でコピーが取れるということがわかりました。
本に書いてあるつくりかたをメモする
スマホカメラでスキャンする
いちばんお手軽で、お家で、だれにでも可能な方法です。
ただ、ふつうに写真を撮るだけだと
- 光の加減で文字がいちぶ見えないところがあったり
- 本のカーブにそって文字がゆかんでしまったり
という、統一性のない写真になり、ちょっとみづらいのですよね。
OCRアプリについて
OCRアプリ(写真で撮った本の文字をテキストデータとして読みとる)でスキャンしたとしてもあまりじょうずにテキスト化できないのが実情です。
なにより、
文字のゆがみによって「正しく取り込めているかどうか」
文章を確認する手間が増えてしまいます。
なので、私は使っていません。
私の携帯はiphoneのため、コピー機能がよい & PDF化機能があるアプリとしてこちら ↓ のアプリを利用しています。
Genius Scan – PDF Scanner
スマホ(カメラ)の固定について
いつもティッシュ箱にスマホをテープで貼り付けて、高さを固定しています。
なんとも涙ぐましい努力をしているわけですけれど、
こんな ↓ 感じのものが、お家でつくれたらいいなといつも思っています。
Scanbox Plus
ダンボールや、ティッシュ箱や牛乳パックでつくれないかな・・・。
(たぶんつくれるだろうけれど、めんどくさくて図面を書いていないだけかも)
PCにスキャナー(プリンターの)でとり込む
コピー機に本を裏返して、ふたをぎゅっと押して、スキャンスタート!
という昔ながらの方法です。
ゆがみがほぼなく、文字もくっきり取り込めるのがスキャナーの良さです。
手書きのメモをつくる
本の中の図を写し取ることはあきらめて、本の中の文字だけをメモします。
パターンの広いところ=例えば、前身頃の真ん中あたりなどにささっとメモを書き込んでしまいます。
結論
パターンを写しとる、作業をメモするには、手作業で時間をかけるしかないというどうしようもない結論に至りました。
が、一時的にパターン(型紙)を保存したい場合は
印刷屋さんで簡単にお安くコピーすることができるということです。
ご近所に印刷屋さんがあるかたは、一度お調べになってみてはいかがでしょうか。

